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2010年11月30日 (火)

越すに越されぬ大井川

昨年は11月に伊豆の国へ行きましたが、今年はその少し先、駿河の国と遠江の国の境、大井川へ行ってきました。江戸時代には橋がなく、流量が増すと何日も足止めを食らったという大河を遡ります。

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静岡から東海道本線で西に向かい、島田を過ぎてしばらくすると、大井川が見えてきます。

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列車は程なく長い長い大井川橋梁を渡ります。

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金谷駅の近くには、東海道24番目の宿場町、金谷の本陣あとがあります。

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かつては上流の木材の搬出に使われた大井川鉄道に乗って、川を遡ります。神尾周辺ではまだ山も川もなだらか。

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家山にかかる駿遠橋。まさにここ遠江と対岸の駿河を結んでいます。

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橋の上から眺めた大井川。

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橋の袂にある杉田屋旅館の中庭。創業百十八年の老舗です。ここ家山はかつて筏乗りたちが宿をとった場所。玄関の土間の天井が黒光りしているのは、筏乗りが暖をとるために焚いた焚火の煤によるものだとか。宿の目の前には大井川鉄道の線路が走り、部屋で休んでいる時に列車が通ると、まるで枕元を通過するような気分。おかげで、宿は今では鉄道ファンの垂涎の的に。35年間毎年通い続けている鉄道写真家もいるそうです。

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大井川鉄道本線終点の千頭から井川線に乗ると、列車は現在日本で唯一のアプト区間、90‰の急勾配を上り切り、行く手には接岨湖(長島ダム)が満々と水を湛えています。湖畔にはダムの完成で使われなくなった旧井川線の線路の跡が見え、トンネルや鉄橋もそのまま残っているのがわかります。

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終点井川の少し手前には、蛇行する川に覆いかぶさる山々が幾重にも重なって見えることから「十二単(じゅうにひとえ)」と名づけられた名所があります。

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終点、井川駅の先には井川湖が。湖畔から井川本村行きの無料の渡し船が出ていますが、この日は強風のため運休でした。

紅葉は井川まで上ると少し盛りを過ぎていましたが、中下流はまだまだ見頃。遠い南アルプスに端を発する大井川沿いの雄大な景色がじゅうぶんに楽しめました。

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