テレビ局がミイラ志願者を募集?
久しぶりにミイラの話題です。イギリスの放送局がなんと! ミイラ化処理の実験台になってもよいという末期症状の病人を募集しているという話。果たしてこの企画、実現するのでしょうか?
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チャンネル4が死後のミイラ化を志願する末期症状患者を募集中
イギリスの放送局チャンネル4が、テレビ番組向けに自らの遺体を提供してくれる末期症状の患者を探している。
古代エジプトでは遺体にミイラ化処理を施すことで亡くなった人は死後の世界に到達できると信じられていたが、この番組はそのミイラ製作の様子を再現しようというもの。
計画に興味があり、連絡をとってみたいという末期症状の患者を募集する広告が打たれていて、同局は「研究者で遺体提供者を紹介できる方があれば、本局は妥当な手続きをとらせていただきます」と書いている。
このプロジェクトは制作プロダクションのフルクラムTVが企画したもので、まだきわめて初期の段階にあり、関係者の見方によると実際に採用されるかどうかは未定とのことだ。
企画案が表面化したのはフルクラムTVのエグゼクティブ・プロデューサー、リチャード・ベルフィールド氏が志願者を装って取材した覆面記者に話したことがきっかけだという。
報道によると、同氏はミイラ製作の手順がわかるようにするため、必ずというわけではないが、遺体を博物館に陳列する方向で企画を進めていると話したとされる。
実はチャンネル4が死や人体を主題にとりあげるのは、これが初めてではない。2002年に170年にわたる英国放送史上で初めて死体解剖を公共の電波に乗せたのも、やはり同チャンネルだった。
出典: http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8453000.stm 2010年1月11日
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