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2009年8月28日 (金)

近江庭園紀行(その1)

8月初旬に近江旅行に出かけ、長浜その他で少々庭を見てきました。近江は京都に次ぐ日本庭園王国。琵琶湖や周囲の山々の地勢を生かした名園がたくさんあります。といっても今回行ったところはそれほど有名な場所ではありません。反対にあまり人が行かないような場所ばかりだと言ってもよいでしょう。それでも写真を見ただけで何となく大地の気脈のようなものが感じ取れます。

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長浜市宮司町にある総持寺の庭園です。行基の創建になると伝えられる古刹で、ボタンの寺として有名。庭は小堀遠州の作という説があり、すぐ近くに小堀遠州の生誕の地があります。規模は大きくありませんが、周囲の宅地から切り離された異世界のような雰囲気を持ち、こじんまりとまとまりのよい庭です。

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近くにある「ばんば堀」。小堀家の屋敷の馬場の跡と言われ、庭園以外で小堀遠州の事績が偲べる数少ない遺跡の一つです。

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こちらは長浜八幡宮庭園。八幡さまの境内の一角に池と弁天堂が残されているだけですが、石組がすばらしいとの評価を得ています。

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庭園ではありませんが、「長浜浪漫ビール」のすぐ脇に残る船板塀です。湖国の風物詩。

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長浜城址の横の琵琶湖畔にある太閤井戸跡。なぜ琵琶湖の中に井戸が?

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「長浜鉄道スクエア」のすぐ南にある慶雲館庭園。明治期に地元の豪商、浅見又蔵氏が建てた迎賓館で、庭園は植治(小川治兵衛)の作品です。高低差をうまくつけて琵琶湖を借景に取り入れた回遊式庭園ですが、圧巻なのは何といってもふんだんに使われている石の重量感。すべて周辺の山地から琵琶湖の船運で運ばれてきたもので、土地と庭の意匠が決して切り離しては考えられないことの好例でしょう。

タイトルが「近江庭園紀行」なのにこれだけ? と思われた方も多いでしょうが、今回の旅行は何といっても「近江鉄道紀行」の付録だったのです。羊頭狗肉ですみません。

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