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2009年8月 6日 (木)

教会に行ったフクロウの話

今回はちょっと心温まる話。嵐で吹き倒された木から這い出してきたフクロウのヒナが地元民に保護されて新しい住処を得たという話です。

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フクロウのチャーリー、教会へ行く

ティム・プラット

 

スタークビル発 チャーリーというのはスタークビルの中心街からそう遠くないグリーンズボロ・ストリート沿いの木をねぐらにしていた生後5週間のメンフクロウ。先週末まではグリーンズボロ・センターの前に立っているオークの大木の上に母親や数羽の兄弟と一緒に暮らしていた。付近の住民によればその木が植えられたのは1920年代のことで、幹周り89フィートに育っていた。

ところがここ数日、チャーリーは隣の木で暮らしている。先週末ゴールデン・トライアングル地方を襲った嵐の影響で、スタークビル各地で何本もの木が吹き倒されたが、残念なことにチャーリーの住んでいた木もその中の1本だった。日曜の朝にチャーリーは木から這い下りてグリーンズボロ・センターの方へ進み、階段を這い登って正面の開いているドアから建物の中に入っていった。ドアは中でミサが行われているので半開きにしてあったのだった。

チャーリーがマロリー・キースラーさんに出会ったのはグリーンズボロ・センターの玄関の広間だった。マロリーさんは11歳の女の子で、ミサから帰るところだった。1145分頃玄関に出てくると、隅の方に何か動いているものがあった。

「最初はポッサムかと思ったの」と彼女。

父親のマイク氏が近づいてよく見てみると、それはフクロウだった。そこでチャーリーを毛布でくるみ、奥さんのミラに車でウォーター・バレーにあるミシシッピ野生動物リハビリテーション・グループのオフィスまで連れて行ってもらった。調べたところ、チャーリーはいたって健康であることがわかり、同グループの教育係であるナンシー・ファッチマン氏が水曜の午後にスタークビルに連れて帰った。

マロリーさんは「チャーリーにまた会えてとってもうれしいわ。だってほんとうに会いたかったんだもの」と大喜び。

オクティッベハ・オーデュボン・ソサエティのローレンス・クロフト氏がチャーリーのために大きな箱型の巣箱をつくってくれ、もと住んでいた木から約40フィート離れた場所に設置された。チャーリーは水曜の午後にファッチマン氏の手で箱の中に置かれた。

ファッチマン氏も野鳥の会の他のメンバーも、チャーリーの母親がまだ周辺にいて、自分の子供の世話をしに新しい巣に戻ってきてくれることを望んでいる。

「私たちはすべてがうまく運んでいると思っているわ」とファッチマン氏。「巣がこわれてから数日のうちに超特急でことを進めたんですもの。親鳥はきっとまだこの近くにいるわ。たぶん夜になればチャーリーが鳴くので、周りを飛び回っている親鳥にそれが聞こえるでしょう。普通にいけばうまくいくわ。」

 

野鳥の会のメンバーたちができればグリーンズボロ・ストリートの木に戻したいと考えているフクロウは、実はチャーリーだけではない。チャーリーの巣のあった木が突風で折れた時、倒れずに残った部分の中には他に2羽のメンフクロウが残されていた。処理業者のBig A’s Bucket Serviceが根元の部分から伐採して、ようやくその2羽のフクロウが発見された。

そのうち1羽は怪我がひどいためにその後安楽死させられたが、もう1羽は足を骨折しただけで、ミシシッピ野生動物リハビリテーションで治療中。ファッチマン氏はあと数週間して傷が癒えたらそのフクロウをグリーンズボロ・ストリートに戻してやりたいと考えている。野生動物協会の職員は、巣箱を観察してフクロウの健康状態を監視したい、と話している。

巣箱はグリーンズボロ・センターのまん前に立つ木に設置されたが、同センター内にはスタークビル学区の教育委員会が入っているので、上記のいきさつは学校関係者の関心を集めた。委員長のジュディ・カウエイ氏は水曜の午後に起こった出来事を見て、喜色満面でこんな冗談を飛ばしてくれた。

「目の前にフクロウの家がある学区なんて、州内でもここしかないと思うわ。」

出典: http://www.cdispatch.com  2009年4月2日

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